1次試験科目 「運営管理」概要

 1次試験の「運営管理(オペレーション・マネジメント)」は、工業・商業の視点で「生産管理」と「店舗販売管理」の大きく二つの分野が出題対象となっています。全社が主に製造業を想定した製造工場や製造部門におけるオペレーションを対象とした知識を問う問題で構成され、後者は小売業や卸売業を想定したオペレーションを対象としています。また、近年は特に、製造工場や在庫管理等様々な面において情報システムの活用が進められていることもあり、情報システムの名称と内容に関する知識を確認する問題が出題されることも特徴の一つです。
 
運営管理の概要


 
「生産管理」の内容
 この分野は、製造業に勤務している方にはイメージや理解がしやすい反面、サービス業や小売業の企業に勤務されている方にはあまり馴染めない分野かもしれません。ただ、古くから時間をかけて規格化したり体系化してきた製造業ならではの知識やノウハウが根底にあるので、若干内容が古臭いと感じる部分はありますが(笑)、ある意味で日本らしい出題範囲だと感じます。さらに、需要の3要素(QCD:品質・コスト・納期)や、生産形態の種別など、問われる事の多くはどちらかというと教養に近く、どのような業種の方も知っておいて損はない部分です。また一部は独特な計算や解答方法を覚えておく問題(例:与えられたアローダイヤグラムからクリティカルパスを求める問題など)も出題されます。
 
「店舗販売管理」の内容
 店舗販売管理の分野では、都市計画法や建築基準法などの店舗施設関連の法律に関する問題、店舗を経営・運営する上で必要となる在庫管理、店舗内の照明方法の種類や効率的なディスプレイ方法などについて出題されます。生産管理分野に比べると、店舗販売管理分野の方が身近でイメージがし易いはずです。その他には、最適在庫量の計算や、POS等の各種情報システムの名前と内容を確認する問題も出題されます。情報システムは、PLUやEDIのように英文字による略語が複数存在し、それらの用語と意味の対応を問う問題が出題されるので、略語と内容を混同しないように記憶しなければなりません。
 
 
2次試験の事例IIIとの関連
 この科目は、2次試験の事例IIIと深く関連する科目です。2次試験の事例IIIでは、製造業を中心とした企業の事例が示され、グラフから製造工程の問題点を記述する問題や、生産上の無駄をなくして生産性を改善させるための提言や品質問題の原因を与件文から導く問題が出題されます。2次試験の場合は、1次試験とは異なり、知識力や用語を直接問われることは少ないのですが、2次試験の事例IIIに対応する基礎を固める為にはこの運営管理の知識が不可欠です。
 
 日ごろから工場や製造業とあまり接点が無い方にとっては、苦手科目になりやすい科目かもしれませんが、基本的に対象となる問題範囲と分野がある程度明確に決まっているので、過去問を繰り返し解くという方法で対策を重ねれば、自然と得点がついてくる科目だと思います。
 
 

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