実務補習は貴重なチャンス

口述試験の結果が反映された最終的な合格発表を年初に確認したら、すぐに実務補習の手続きを始めました。
実務補習は、集合型の実務研修が5日分(間に一週間調査や報告書作成の期間有り)を1セットとして、3セット分の計15日で構成されており、1度に3セットを実施するケースと、1セットずつ数か月間をあけながら数回に分けて実施するケースがあります。すべてが週末に行われるわけでは無く一部の補習は平日にも行われる為、金融機関勤務等のように実務補習を業務とみなしてもらえる勤務先でなければ、勤めている会社を休んで参加しなければなりません。
 
中小企業診断士として登録を行う為には実務補習(もしくは代替的な診断実務経験)を終える必要がありますが、中には試験に合格したものの、休暇取得や業務調整がなかなかできなかったり、決して安くはない実務補習の費用負担を理由に、中小企業診断士としての登録をあきらめる方もいらっしゃるようです。
 
個人の事情によるところが大きいので、登録を断念するケースを否定することはできませんが、私としてはこの実務補習こそが中小企業診断士という資格についてより踏み込んで考え、資格取得後の資格と自分の関係を探る大きなヒントになる貴重な機会だと感じました。
 
実務補習は地域別に各地域の主要な診断士協会が事務局となり、対象企業の選定から、実務補習の場所確保、指導員となる中小企業診断士のアレンジまでを行ってくれます。実務補習を行う前は、指導員となる中小企業診断士の先生から、実務を通じてノウハウや対応方法を教わる機会だと思っていたのですが、実際には少し異なり、そこに集められた(そして偶然一緒に活動することになった)同期となるメンバーとの相互努力と、実際に企業運営をしている社長との会話や現場の社員・空気感などから、様々なことを学ぶ機会だと言えます。対象企業の業態や業種、指導員のスタンスなど、とても画一的とは言えず、その統一感の無さが(笑)、この資格らしいと言えばらしい部分です。
 
実務補習は金銭的にも体力的にも負担が大きいことは事実です。
しかし、その後の資格との付き合い方を知るヒントや優秀で個性豊かな診断士の同期との人脈を手に入れる貴重な機会でもあります。
 
 

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