創業支援の業務内容

一般論として、コンサルティングの業務はあまり定型化されるものではなく、経営コンサルタントである中小企業診断士と、クライアントである創業予定者や経営者との組み合わせによって、その業務内容も多種多様です。その為、「創業支援」と言っても、創業に向けた手続きについての情報提供や他の専門家との仲介をするケースもあれば、創業予定者とともに創業資金確保に奔走したり、事業計画を立てたり、一緒に広告の内容やウェブのデザインを検討したりと様々なアプローチが存在します。
 
例えば私の場合、最近では主に、創業コンテストへの応募内容の検討や、創業に向けた行動計画の立案や支援を行っています。この非定型業務への対応が、創業支援業務の難しさと面白さだと私は感じています。
 
 
創業支援は「起業家のイメージを具現化するプロセス」
前述のように、アプローチや手段である業務内容は様々ではありますが、いずれの業務も、起業家である創業予定者のイメージを具現化する作業であることには変わり有りません。融資を受ける為の事業計画を具体化し、販売促進ツールであるウェブサイトを立ち上げ、連携先の専門家や従業員候補を探す。創業予定者により、準備状況は様々かもしれませんが、多かれ少なかれ、必ずぼんやりとしたイメージしかなく、具体性が無い「あいまいな部分」が存在します。そういった部分こそが、創業を行う上での大きな課題になりやすく、その為に、あいまいな部分を特定して具体化する作業を行う必要があると考えています。
 
 
明文化する作業は大切
コンサルティングという仕事は、顧客である創業予定者に製品や物を売る作業は通常発生しません。その為、口頭で創業に向けた問題点についてのアドバイスや相談にのることも重要ですが、私は常にその内容を文章や図として書き起こして創業予定者にお返しする作業が非常に重要だと感じています。理由は、前述の通り、あいまいなものを確定していく作業こそ、創業を行う上でのリスクを減らす活動の第一歩となるからです。明文化する際の媒体は、メールでもワードでもプレゼン資料でも良いのですが、文章として記載する、もしくは創業予定者自身に記載して頂くというプロセスを重ねていき、それらをロジカルに整理してアクションに繋げるということを繰り返すことで、創業時に生じる様々なリスクに対処する。
 
幅広い課題解決力を養いながら、周囲の専門家と連携しながら臨む大変な作業ではありますが、創業予定者とともにお互いに成長できる貴重な機会でもあります。
 
 

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