アメリカ生活と英語(Speaking編)feat. サブウェイ

 英語力を(TOEIC的に…)「リーディング(Reading)」・「リスニング(Listening)」・「スピーキング(Speaking)」・「ライティング(Writing)」という4つの各英語スキルに分解すると、それぞれに日常生活で課題に直面する場面が異なります。今回はSpeakingに着目して、アメリカ生活を行う上で英語の読解を中心に気付いたことをまとめます。先に挙げた四つのスキルの中でも、Speakingは特に”壁にぶつかり易いスキル”だと日々実感しています。

  

希望や依頼事項を相手に伝えたい場面は非常に多い
 不慣れな異国の地での仕事や生活の様々な場面においては、周囲の人の力を借りる場面は日本以上に多くなります。そうすると、必然的に自分の希望や依頼事項を周りの誰かに伝えたい・伝えなければならないという場面も多くなるので、Speakingができないと、このプロセスが行えません。

例えば、「買い物をした後に購入した商品が不良品だったことに気付き、店に返品をしたい」・「道がわからないので誰かに教えてほしい」という状況は、旅行や出張という短期間のアメリカ滞在においても、頻繁に遭遇するシチュエーションです。話せないことで心が折れてしまい、もともとの希望や依頼内容を変えたりあきらめたりしてしまうと、大小様々な妥協や失敗に繋がったり、不利益を被るという状況になります。

  

  

アメリカのサブウェイ(Subway)v.s. 英語スピーキング スキル
 日本では苦戦続きだったようですが、サンドイッチチェーンのサブウェイ(Subway)はアメリカでは非常にポピュラーなファストフード店です。店舗数としては世界一のチェーンだと言われていますが、その中でも特にホームであるアメリカにおける店舗展開は非常に活発です。このサブウェイ、店に入って無事に商品にありつけるまで、日本人の英語Speakingスキルを試される非常にスリリングな時間が流れます。無傷で帰ってくることは簡単ではありません…。今回は、少しそのスリリングな時間を疑似体験して頂こうと思います。

  

<アメリカのサブウェイ注文ガイド>

(まだ英会話に自信が無い)
日本人を飲み込む気満々の
アメリカのサブウェイへ

ランチの時間帯に店に入ると列があるので自然と並ぶ。回転は速いので思ったほどは待たない上に、ひとたび自分の番になると、この回転の速さがプレッシャーに…。店内には基本的には席がある店舗が多いが、持ち帰りの比率も高い。

この店舗の場合は左側から右へ移動しながら自分の好みのサンドイッチをオーダーしていく

①まずは、下図にある「Select a bread」として、好みのパンの種類を選ぶ。Wheatは柔らかめで食べやすいがWで始まるワードは発音が難しく、妥協すると発音しやすいItalianへ逃げてしまう恐れがある。Wrapも個人的にはおすすめだが、こちらもWで始まるワードなので、一度で聞き取ってくれない恐れがある。「What?」・「Excuse me?」などの聞き返しを受けると、この最初の一歩目で少し気持ちが沈む。

下半分は選べる具材とカロリー表示など。
組み合わせはかなりの数になり、また、他のファストフードに比べると比較的野菜を摂取しやすい

無事に好みのパンが選べたら、次は②メインとなる具材(肉やツナなど)を選択する。目の前には具材が並んでいるので、指をさして指定することもできるが、ショーケースのガラスに阻まれて、一体自分がどれを指しているのかは店員には微妙に伝わりづらいので、指差しだけでは厳しいケースも。

 具材を選んだら、③次に「どのチーズをトッピングするか(しないか)」を聞かれる。チーズの種類の説明書きは無く、指をさしながら、アメリカン、プロボロンなど、チーズの種類を申し添えて何とかクリア。

写真左手奥あたりにチーズ、手前に肉などプロテイン系のメインの具材が準備されている

ここまでのプロセスで、パンとメインの具材、チーズのトッピングが完了しているはず。そうすると、パンを選択した場合は④「Toastするかどうか」を確認される。味としてはトースト(Toast)がお勧め。必要か不要かをはっきり答える必要がある。トーストした商品がオーブンから出てきたら、ショーケースに沿って野菜の方へ移動。上の写真手前にあるように、サブウェイは袋のチップスがサイドオーダーの代わりなので、必要なら好みのチップスを取る。

⑤野菜を選ぶ。トマト、ほうれんそう、レタス、オリーブ、ピクルス etc.野菜の英単語を覚えているか、トマトがしっかりTomatoと言えるかという基礎英単語チェックが行われる。”Everything”も一つの大技だが、細やかにカスタマイズした方が、好みの食事にありつけるはず..。野菜については、量が足りない、多いなどの微調整も可能。

好みの野菜がトッピングされたら、次に⑥ドレッシングを選ぶ。上の写真のように、種類も豊富で、こちらも野菜と同じく量を指定する。「more!」や「line(線)」の本数で指定しているのをよく見る。味としては具材にもよるが、Sweet Onionは甘味があり全体的に食べやすい仕上がりに。

ドレッシングだけではなく、⑦塩やコショウなどをトッピングするかどうか、もこのタイミングで指定する。塩コショウとコショウは別だったり、細やかに種類があり、量も指定可能なので、当然ながらここでもSpeakingの力が試される。ここまできたら、ようやくサンドイッチが完成する。完成したサンドイッチは、店員の方でレジ側に回され、会計待ちのステータスに。

クッキーの種類も豊富なので、購入する場合は名前を店員に伝えて取ってもらう

通常野菜のコーナーとレジの間あたりに、クッキーのショーケースが置いてあるので、欲しい方はここで⑧クッキーを指定して店員に取り出してもらう。最終的に、ここまでの過程で、サンドイッチと、チップス、クッキーを選び終えた状態になるはず。

  

念願のレジにたどり着いたら後は会計。にも関わらず、2~3名でオペレーションをしている時間帯や店舗では時々、⑨「(すでに紙でくるまれた)サンドイッチの中身と注文内容が何か」を尋ねられ、答えなければならないことがある。パンとWrapで金額が異なり、具材でも金額が異なるが、別の店員が仕上げているので、レジ担当の店員は内容を知らないことがある。

最終的な会計前には、サブウェイに限らずよく使われる⑩「For here? (店内で食事)」もしくは「To Go?(持ち帰り)」の選択を迫られる。さらに、⑪ドリンクが必要かどうか?を選ぶことで、すべての会計に必要な情報が揃う。

会計はCashかカードで。この作業はサブウェイに限ったことではなく、あまり会話も必要ではないはず。そのあと、最後の質問として、「⑫レシートは?」と聞かれる。以上の質問への受け答えを終えた人にだけ、「Have a good one!」のあたたかい(実際にはアルバイト的・形式的)称賛のメッセージが送られる。

……<サブウェイ注文ガイド 終わり>

  

Speakingのスキルが人間関係を深める
 英語の4つのスキルは、どのスキルもそれぞれが重要ですが、特にアメリカ人の方々と人間関係を深める上では、やはりSpeakingのスキルが非常に重要であると感じます。

今回お伝えしたサブウェイの例のように、手続きや買い物などの場面で自分の希望を相手に伝えるという目的でSpeakingのスキルの重要性は十分に実感できます。しかしそれ以上に、例えば体調が悪い相手を心配したり、お礼や感謝の気持ちなど、自分の感情を適切に伝える際にSpeakingのスキルが無ければ、非常にもどかしい思いをすることが多いです。

  

 アメリカで生活する場合、なるべく早い段階で最低限のレベルまでSpeakingのスキルを引き上げておくことができれば、良い人間関係を築く上で非常に大きなアドバンテージになると考えています。

  

    

  

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